保坂兄弟列伝「世田谷ハウスへの裏道」世の中にはすべて裏があるのか!?

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保坂耕司です。
株式会社PLUSの保坂学と共にお送りしている保坂兄弟列伝をお届けします。
様々な道がこの世には存在している。
それは誰も見た事がないようなあの世とこの世を繋ぐ霊界への道も存在しているのかもしれない。
保坂学とその弟の耕司は世田谷ハウスが立ち並ぶ三軒茶屋での仕事を終え、お散歩の準備を始めていた。
遅くまで仕事をしており時計は深夜1時を過ぎようとしていた。
少し休憩し、タイマーセットをしていた。
お散歩へ行く合図だ。
今日は一体どこへ行くつもりなんだろうか。
耕司はいつも学が決めたお散歩コースを一緒に歩いている。
タイマーがなる。
既にお散歩への準備は万端だ。
軽い屈伸運動をしいざドアを開けた。
深夜の世田谷は人通りが少ない。
コロナの影響からだと思うが道路にはタクシーが多く走っており、一般車が少なかった。
三軒茶屋は緊急事態宣言中でもやっている飲食店がちらほらある。
スナックからカラオケの声が漏れていた。
そんな雑踏を抜け、世田谷通りへと出た。
住宅街を抜けていくのかと思いきや大通り沿いを歩いて行った。
やがて環状7号線へとぶつかる。
さすがに環七にはタクシー以外の多くの車が走っていた。
信号が長く感じた。
マナブはスタートダッシュが切れるように赤信号待ちの状態でも足踏みをしていた。
信号が青に変わる。
耕司も負けじと勢いよく歩き出す。
そうすると学は突然立ち止まった。
反対側の道を指差している。
道路向こう側に小道があるのだ。
世田谷ハウスの裏道とでも言うべきだろうか。
街灯は少なく暗い道だった。
反対側へ道路を渡り、小道の入り口に立った。
なんだかこの道は世田谷の高級住宅街の華やかなイメージとは違った。
2人は恐る恐るこの小道へと進んでいった。
行き止まりになるかもしれない。
それほど細い小道で、しかも直角のカーブもある。
先が見通せない。
しかし恐るものを知らないこの2人は足早に進んでいく。
果たしてこの裏道はどこまで続いていくのだろうか。。。